建築士試験受験者のための 構造力学解説④
建築設計業務を別に、
とある建築士試験学校の講師(アドバイザー)をしています。
力学や法規など理解することが難しい教科は授業解説しています。
いよいよ7月に建築士試験が迫っています。
今回は静定構造物の応力を解説いたします。
応力の種類
軸方向力 せん断力 曲げモーメント
(部材に水平な力) (部材に垂直な力)
支点とは 構造物(建物)を支える箇所で、ここに反力が生じる
反力とは 構造物(建物)の荷重に抵抗して支点で支える力
応力とは 外力(荷重及び反力)に応じて部材内に発生して、変形を生じさせようとする力
※応力図は応力計算の基礎を身につけてから覚えると解りやすいです。
問題③
この場合、片持はりと考えて応力を求める(片持はりの場合は反力を求めなくても応力求められる)
よって
MA=+1kN×1m +4kN×2m=9kN・m
(時計回り +プラス)(時計回り +プラス)
MB=+1kN×1m +4kN×2m -2kN×4m=1kN・m
(時計回り +プラス)(時計回り +プラス)(反時計回り -マイナス)
解答 4
MA=9kN・m
MB=1kN・m
※計算に慣れるまでは符号の向きを
書くようにしましょう。
次回も応力の問題解説します。
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